内容:R7第2回分科会の実施報告と次回分科会のご案内
発信日:令和7年7月10日
発信者:分科会幹事代表 三堀 隆(主席研究員)
"MD分科会 R7第2回の実施報告と次回予定等"
今回は、一般会員5名並びに、研究所側からは森本会長、外園理事、神山理事(講師)、肥田木事務局長及び研究員6名の、計11名の参加で実施しました。
神山理事からは、5月末に実施されたばかりの、「GEOINT 2025」からの最新状況を、報告させていただきました。講義では、GEOINT2025の注目ポイント、主な基調講演の概要を紹介いただくとともに、イラン・イスラエル紛争、特に直近の戦闘を踏まえた、諸課題の深掘りと宇宙利用のあり方(体制)についての貴重な示唆をいただきました。
特に、講師の経験を踏まえた、米軍のGEOINT(TCPED)体制と、米軍が推進するTacISRとTacSRTの考え方の整理は、参加者一同がその分析に感心し、正に我々MD分科会で推進する宇宙利用にあり方に大きな示唆を与えるものでした。
毎々ですが、今回も内容が深く、分科会での討議の内容はお伝えできませんが、下記1項の「今回の実施内容」をご参考いただくことで、ご容赦願います。
さて次回は、昨年度の研究レポートで取り上げました「イラン・イスラエル紛争」の続編ともいえる、6月13日のイスラエルの奇襲(先制攻撃)に始まり、世界を震撼させた米国の参戦と劇的な停戦合意!?に至る、今回の「中東12日戦争の顛末」を、皆様と共に深掘りしたいと思います。
以上
1.今回の実施内容:
■ テーマ: May 18-21に実施された「GEOINT 2025」報告
= トランプ政権の”Golden Dome for America"を受けて =
■ 講師: 神山 洋一氏 JISS理事/ (一社)リモート・センシング技術センター 常務理事
■ 日時/場所: 6月26日(木) 15:00-17:00 @JISSオフィス
■内容:
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- ⅰGEOINT2025全般報告
- ⅱ注目ポイント
1. AIとGEOINTの融合。
2. 宇宙領域での連携強化_特に、「戦術的監視・偵察・追跡(TacSRT)」に関しての米宇宙軍(USSF)とNGAの連携
3. GEOINTにおけるロシアや中国などの脅威に対抗するための多国間協力の必要性 - ⅲ 主な基調講演
1. トゥルシ・ギャバード :米国家情報長官(DNI)
2. チャンス・サルツマン大将 :米宇宙軍(USSF)作戦部長
3. フランク・ウィットワース海軍中将(VADM Frank Whitworth:国家地理空間情報局(NGA)局長 - ⅳ 米軍のGEOINT(TCPED)体制
- ⅴ 米軍が推進するTacISRとTacSRT
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2.次回予定等:
■ 第3回:TOPIC 「中東 12日戦争...停戦」(仮)
ー イスラエル存亡の危機を打開するための先制攻撃、アメリカの参戦、包括停戦!? ー
■ 講師 : 三堀 隆(JISS 主席研究員)
■ 日時/場所: 7月31日(木) 15:00-17:00 @JISSオフィス
以上