MD研究会からのお知らせ MD#10

発信日:令和5年2月19日
内容:第6回分科会ののご案内
発信者:MD研究会 三堀(幹事代表)
分類:研究会_MD

"第6回分科会のご案内"

  2022年12月16日、「国家安全保障戦略」など防衛3文書が発表されました。歴史的大転換といっても間違いなく、特に、次の3点は、高く評価されると考えます。

一、現在の中国(中共)に対して、「対外的な姿勢や軍事動向等は、我が国と国際社会の深刻な懸念事項であり、我が国の平和と安全及び国際社会の平和と安定を確保し、法の支配に基づく国際秩序を強化する上で、これまでにない最大の戦略的な挑戦であり、我が国の総合的な国力と同盟国・同志国等との連携により対応すべきものである」と断じ、事実上、最大の脅威と位置付けたこと。
一、防衛力を、国家安全保障の最終的な担保との認識を改めて示し、「ロシアによるウクライナ侵略のように国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態が、東アジアにおいて発生することは排除されない。このような安全保障環境に対応すべく、防衛力を抜本的に強化する」としたこと。
一、我が国への侵攻を抑止する上で鍵となるのは、スタンド・オフ防衛能力等を活用した反撃能力であるとし、相手からミサイルによる攻撃がなされた場合、ミサイル防衛網により、飛来するミサイルを防ぎつつ、相手からの更なる武力攻撃を防ぐために、我が国から有効な反撃を相手に加える能力、すなわち反撃能力を保有する必要があると宣言したこと。

  特に、3点目の反撃能力については、「憲法上、誘導弾等による攻撃を防御するのに、他に手段がないと認められる限り、誘導弾等の基地をたたくことは、法理的には自衛の範囲に含まれ、可能である」とした1956年2月29日の政府見解を再掲し、改めて、今般保有することとする反撃能力は、上記三要件を満たす場合に自衛として行使し得るものとしたことは、毅然として、明解であると考えます。

  このような状況を受け、MD分科会でも、有志によりクローズド・ミーティングにて意見交換を行い、反撃能力保有にあたっての課題/問題点についても理解が深まり、反撃能力の行使には宇宙が不可欠との認識をあらたにしました。
  本件について、会員皆様と是非討議させていただきたいと思います。つきましては、以下のように第6回分科会を計画いたしますので、ご参加いただければ幸甚です。

1.実施内容:

テーマ:「反撃!」
    
ースタンド・オフ防衛能力の整備と必要とされる反撃作戦の即時遂行ー
日時/場所:3月 16日(木) 14:00-16:00 @JISSオフィス

[主な内容](以下は発表順番とは必ずしも一致しません)
 ■歴史的大転換:反撃能力の保有
  ・防衛力整備計画について
  ー スタンド・オフ防衛能力
  ー 統合防空ミサイル防衛能力
 ■反撃(スタンドオフ防衛)能力:長距離誘導弾(開発/導入予定まとめ)
  ・反撃作戦
  ・これが日本の「反撃」だ!
  ・反撃対象
  ・米国トマホークの例
  ・ウクライナ戦争に見るミサイル攻撃の迎撃率
 ■ミサイル着弾は発射から約6~10分以内
  ・発射探知:北朝鮮、ICBM級ミサイル発射 11月3日の例
 ■論点:宇宙利用なくして「反撃」なし
  ・Palantir Gotham for Defense Decision Making
  ・人工知能(AI)を活用した指揮官の意思決定

参加募集締切:2023年3月9日(
  宛先:office@jiss.or.jp(新規に参加を希望される方は、募集要領の細部はコチラから)

[備考]
   ・場所等:参加者はJISSオフィス(紀尾井町)に5分前までに参集。なお、リモート配信は行いません。
   ・講義、資料等:すべて幹事側にて準備します。
   ・会議でのディスカッションはチャタムハウス・ルールに準じることとします。参加者には自由な意見交換をお願いします。

2.今後の計画:

  今後の予定は、来年度に入り、あらためてご案内いたします。

以上

発信日:令和5年2月19日
内容:第6回分科会ののご案内
発信者:MD研究会 三堀(幹事代表)
分類:研究会_MD

"第6回分科会のご案内"

  2022年12月16日、「国家安全保障戦略」など防衛3文書が発表されました。歴史的大転換といっても間違いなく、特に、次の3点は、高く評価されると考えます。

一、現在の中国(中共)に対して、「対外的な姿勢や軍事動向等は、我が国と国際社会の深刻な懸念事項であり、我が国の平和と安全及び国際社会の平和と安定を確保し、法の支配に基づく国際秩序を強化する上で、これまでにない最大の戦略的な挑戦であり、我が国の総合的な国力と同盟国・同志国等との連携により対応すべきものである」と断じ、事実上、最大の脅威と位置付けたこと。
一、防衛力を、国家安全保障の最終的な担保との認識を改めて示し、「ロシアによるウクライナ侵略のように国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態が、東アジアにおいて発生することは排除されない。このような安全保障環境に対応すべく、防衛力を抜本的に強化する」としたこと。
一、我が国への侵攻を抑止する上で鍵となるのは、スタンド・オフ防衛能力等を活用した反撃能力であるとし、相手からミサイルによる攻撃がなされた場合、ミサイル防衛網により、飛来するミサイルを防ぎつつ、相手からの更なる武力攻撃を防ぐために、我が国から有効な反撃を相手に加える能力、すなわち反撃能力を保有する必要があると宣言したこと。

  特に、3点目の反撃能力については、「憲法上、誘導弾等による攻撃を防御するのに、他に手段がないと認められる限り、誘導弾等の基地をたたくことは、法理的には自衛の範囲に含まれ、可能である」とした1956年2月29日の政府見解を再掲し、改めて、今般保有することとする反撃能力は、上記三要件を満たす場合に自衛として行使し得るものとしたことは、毅然として、明解であると考えます。

  このような状況を受け、MD分科会でも、有志によりクローズド・ミーティングにて意見交換を行い、反撃能力保有にあたっての課題/問題点についても理解が深まり、反撃能力の行使には宇宙が不可欠との認識をあらたにしました。
  本件について、会員皆様と是非討議させていただきたいと思います。つきましては、以下のように第6回分科会を計画いたしますので、ご参加いただければ幸甚です。

1.実施内容:

テーマ:「反撃!」
    
ースタンド・オフ防衛能力の整備と必要とされる反撃作戦の即時遂行ー
日時/場所:3月 16日(木) 14:00-16:00 @JISSオフィス

[主な内容](以下は発表順番とは必ずしも一致しません)
 ■歴史的大転換:反撃能力の保有
  ・防衛力整備計画について
  ー スタンド・オフ防衛能力
  ー 統合防空ミサイル防衛能力
 ■反撃(スタンドオフ防衛)能力:長距離誘導弾(開発/導入予定まとめ)
  ・反撃作戦
  ・これが日本の「反撃」だ!
  ・反撃対象
  ・米国トマホークの例
  ・ウクライナ戦争に見るミサイル攻撃の迎撃率
 ■ミサイル着弾は発射から約6~10分以内
  ・発射探知:北朝鮮、ICBM級ミサイル発射 11月3日の例
 ■論点:宇宙利用なくして「反撃」なし
  ・Palantir Gotham for Defense Decision Making
  ・人工知能(AI)を活用した指揮官の意思決定

参加募集締切:2023年3月9日(
  宛先:office@jiss.or.jp(新規に参加を希望される方は、募集要領の細部はコチラから)

[備考]
   ・場所等:参加者はJISSオフィス(紀尾井町)に5分前までに参集。なお、リモート配信は行いません。
   ・講義、資料等:すべて幹事側にて準備します。
   ・会議でのディスカッションはチャタムハウス・ルールに準じることとします。参加者には自由な意見交換をお願いします。

2.今後の計画:

  今後の予定は、来年度に入り、あらためてご案内いたします。

以上